公演の模様を掲載いたしました
今回の公演について
2つのプロジェクトの合体作品
A.A.P.新プロジェクトの共同制作者は多くの学部・学科で多彩な教育・研究活動を展開されている京都精華大学さんです。
今回は映像や音楽をダンサーの動きに合わせて制御する等、様々な技術を使ってダンサーとダンサー以外の構成要素の関係を見つめていく少し実験的な演出を含んだ公演を企画しています。本公演(2022年3月予定)の前にまずはプレ公演として皆様に制作過程の一部をワークショップという形で披露することと企画していました。
一方、前回の京都市立芸術大学さんとのプロジェクト(→詳細はこちら)が終了後、それまで3年間かけて多くの交流をしながら創作してきた関係がここで切れてしまうのは勿体無いとの声が上がり、A.A.P.のプロジェクトとは別に有志が集まり新たなプロジェクト(AAP-R)を立ち上げることになりました。そこで取り上げたテーマが「つくもがみ」です。
長い年月がたつと生命を持たない道具などに精霊が宿り人間のようにふるまうことができる「つくもがみ」。ただ、「つくもがみ」そのものを描くパフォーマンスではありません。物に愛情をもって接することの大切さをテーマに音楽(創作楽器を多用します)とダンスで表現しようとするものです。全体的には抽象的な表現が多くを占めていますが、底辺に流れているのは「物を大切にする心」です。
実は、この2つのプロジェクトは別々の公演として開催する予定でした。「Re: つくもがみ」は2020年6月に、京都精華大学さんとのプレ公演は2021年3月にそれぞれ予定されていて、それに向けて別々に準備が進んでいました。
ところが、ここに新型コロナウイルスの大問題が襲ってきたのです。進めていたリハーサルは中断、作品を6月までに完成させることが困難な状況に陥りました。やむなく延期を検討する段階で出てきた案が両方のプロジェクトを合体させることでした。もともと、精華大学さんには「Re: つくもがみ」の映像効果の協力をお願いしていたので、それを更にグレードアップした演出効果として担当していただき、A.A.P.の本公演につなげていただく形でまとまりました。
新型コロナウイルスの感染拡大が収束して準備再開、無事に公演ができることを願ってやみません。アルティで皆様にお会いできることを心よりお待ちしております。皆様、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
2020年6月
音楽×舞踊×映像 Collaboration
Re:つくもがみ
京都府立府民ホール“アルティ”
2021年3月6日(土) 15時開演(14時30分開場)
入場料(自由席・税込)
一般 3,000円(会員2,500円)
学生(中学生以上) 2,000円(会員1,500円)
子ども(小学生) 900円
※当日500円UP(子ども料金除く)
チケット発売開始 会員・一般1月16日(土)10時~
~公開ゲネプロのご案内~
特別にゲネプロを公開します!!
本番間近に行う最終リハーサル「ゲネプロ」。
本番とは異なった雰囲気が味わえます。ふるってご参加ください。
(自由席・先着100名様限定)
3月6日 (土) 11:00~12:00 (約1時間)
一般 1,500円 (会員1,300円)
学生(中学生以上) 1,000円 (会員800円)
子ども(小学生) 500円
チケット発売開始 1月16日(土)10時~
企画・構成
AAP-R(渡辺 亮・岡田加津子・山口陽子・河邉こずえ・小国徹郎)
演奏
渡辺 亮(パーカッション/作曲)
岡田加津子(パーカッション/作曲)
砂原 悟(ミニピアノ/特別出演)
録音出演
小谷口直子(クラリネット)
佐藤 響(チェロ)
振付
山口陽子
河邉こずえ
舞踊
奥田明香
株田佳香
佐々木 舞
田中裕子
寺倉礼那
中田亜優
楢原季里子
西詰周平
藤川雅子
枡富元穂
山口陽子
吉田ルリ子
映像
伊奈新祐(京都精華大学)
平野砂峰旅(京都精華大学)
舞台・照明・音響
京都府立府民ホール アルティ
写真
出川憲司
主催
京都府
創<公益財団法人京都文化財団・株式会社コングレ 共同事業体>
【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】
制作
京都府立府民ホール・京都精華大学・AAP-R
助成
芸術文化振興基金助成事業
協力
ゲストハウス「たみ」
京都市立芸術大学
※都合により出演者等内容が変更になる場合がございます。